あがり症③ [サラリーマン]

僕のあがり症は、特に高校生になってからひどく進行したように思います。

高校で見知らぬ人と同じクラスになりましたが、僕はなかなか彼らと打ち解けることができませんでした。

自分を出せないでいる期間は半年くらいあったんじゃないでしょうか。

その間、自分はこう思われたいという意識が強く、特に当時コンプレックスだった「あがり症」であると思われたくない、という気持ちが非常に強かったと思います。

本読みで当てられた時に緊張で声が出ず、10秒ほど沈黙してしまいましたが、そのあと「気分が悪いので保健室に行きます」と言って「あがり症でない」自分を演じきったつもりでいた時がありました。

思い返せばあの時から症状が深刻化していったのではないかという気がします。

そこで自分はあがり症だということを自分の中で隠ぺいしてしまったため、長く思い悩む日々が続いていったのだと思います。(続く・・・)
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